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【認定超音波検査士】循環器領域の攻略法

循環器領域の対策、改 心エコー
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この記事で分かること

  • 過去問から分かる筆記試験の傾向
  • 優先して勉強すべき分野
  • 実際に使ってよかった参考書

こんにちは、認定超音波検査士(循環器領域)を取得したおはるです。
特に循環器領域は、ガイドラインやレポートの記載ルールが変わりやすいため本当に大変。そこでこの記事では、過去5年の試験傾向とその対策について分析したことを解説していきます。

まだ受けるか悩んでいる方へ、受験条件や試験内容についてもまとめた記事はこちら

対策出来れば大丈夫、合格目指して頑張りましょう


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① 筆記試験の過去問と出題傾向

毎年のように出ている問題には以下のものがあります。

  • 先天性疾患や心膜・心筋症の画像が提示され、好発部位や合併症を答える問   3-4問
  • 弁膜症の術前(逆流位置)や術後(逆流や副反応)の画像が提示され問いに答える問 2-3問
  • ドプラ法の基礎問題。各ドプラ法の特徴の正誤を選ぶ文章問題 1-2問
  • 画像から数値を拾って計算する問題  2-3問
    EF、心拍出量、拍出系数、弁口面積、逆流量など 
    (1計算で1問解けるものもあれば、1選択肢につき1計算必要な問題も。)
  • 肺高血圧と拡張機能評価の問題 2-3問

大きな声で言いますが半分以上が画像問題です

まず超音波検査画像や患者の基本情報が記載され、その疾患名や画像所見が問われます。この形式の問題が圧倒的に多いです。


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② 過去問分析から分かった、勉強の優先順位

最初にやるべき分野

過去問から分析した、優先順位の高い分野はこちら。

・先天性疾患
・弁膜症
・右心負荷、肺高血圧症

①先天性疾患

圧倒的にASD、VSDが多いです。二次性所見は頻出。
次に動脈管開存症とファロー4徴。こちらも画像を見て判断できるのはもちろん、ファローは4所見言えるようにしてましょう。
他の細々した先天性疾患は、特徴と二次所見をイメージできる程度で大丈夫。

②弁膜症

各弁の逆流症と狭窄症に関しては、計算方法と二次性所見を確実に固めましょう。
弁の翻転や、逆流部位の同定もチェックしておきたいところ。おススメ参考書をまとめました、画像で目を慣らしておいてください。

弁膜症は、疾患名や基準値だけを覚えるのではなく、弁の形態・血流の変化・重症度評価・心腔への影響までつなげて整理しておくと、画像問題にも対応しやすくなります。

AS・AR・MS・MRを中心に、超音波検査士試験で押さえておきたいポイントや計算方法をまとめたので、弁膜症の対策はこちらの記事も参考にしてください。

③右心負荷、肺高血圧症

肺高血圧症の診断基準は頻出です。画像の計測値を元にいろいろな形式で出題されますので、きちんと反応できるようにしておきましょう。
画像としては、右心系の拡大は分かりやすいので大丈夫かと思います。

後回しでよかった分野

・先天性疾患の細々した疾患を網羅すること。
・拡張能評価やdyssynchrony評価などの細々した計算法を身につけること。

試験は、静止画で出題されます。
そのため、診断に4‐5枚以上など大量に画像が必要な疾患は出ないといっても過言ではありません。

なんなら全部は、やらなくていい

参考書を読んでいると「え、これも全部頭に入れなきゃダメ?」と不安になりますよね。
安心してください、細かい計算方法まですべて頭に入れる必要はないです。それらが全部必要なほど高度な試験なら、実技試験のレベルだって相応に高いはず。

では実技試験の範囲を見てみましょう。


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③ 試験内容の確認

試験内容ー実技試験ー

実技試験(書類審査)では、指定された疾患に対して指定数のレポートを作成し計20症例提出します。

  1. 弁疾患(弁膜症) 4例以上
  2. 冠動脈疾患(虚血性心疾患) 4例以上
  3. 心膜・心筋疾患 4例以上
  4. 先天性心疾患 2例以上
  5. 胸部大動脈解離あるいは胸部大動脈瘤 1ないし2例
  6. その他

具体的疾患は超音波検査士 研修ガイドラインを参照しましょう。
読めばわかりますが、極端に難しいことは何も言われていないんです。

試験内容ー筆記試験ー

試験内容も「超音波検査士研修ガイドライン」を参照してください。

対象臓器は心臓、冠動脈、心膜、大動脈、大静脈、頸動脈、末梢動脈、末梢静脈とあります。
とは言っても、心臓を中心に勉強すれば大丈夫です。血管分野は血管領域の試験で出題されています。

試験時間70分で問題数は35問60%正解で合格のため、21問以上の正解が必要です。また、2つ選ぶ問題も部分点はないので、自信を持って答えられるようにしておきましょう。


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④ 試験に向けた勉強の流れ

書類審査に向けて

  1. 受験要項・よくある質問を熟読
  2. 超音波で症例を見つけ、他検査や確定診断を確認して絞る
  3. レポートを書く
  4. ガイドラインを読み、必須項目や矛盾の有無を確認する
  5. シェーマを描く
  6. 時間を空けて、再度文章を読み、矛盾や誤字脱字の最終確認をする


まず、計測が不十分だったり画像が汚いものは諦めて次を探しましょう。

なぜなら、書きやすい症例ほどサクサクかけて且つ分かりやすいレポートになりやすいから。粘って書くのは希少な症例のみです。症例を探したら、とにかくレポートを書いてみましょう。

また、誤字脱字は大幅減点との記載がありますので厳重注意です!!

加えて、助けとなるのが「よくある質問」ページです。疾患の分類やレポートの記載についてはこちらを読んで参考にしましょう。
レポート作成時にガイドラインを読みこむことで、さらに筆記試験の対策・時間節約にも繋がります。
試験前は焦るので、今のうちに資料を把握しておくと後で楽ですよ。

筆記試験に向けて

  • 問題集を解く
  • 参考書を読みながら、間違えた問題を中心にポイントを復習
  • 繰り返し解く
  • 最新の話題についても頭の片隅に入れておく

とにかく問題集を解き、参考書をまとめるのはその後です!

筆者も、ルーチンで当たらない分野は気が乗らず、最初は×だらけで辛かったです。でも分かってくるとその分ルーチン業務での不安も消えて一石二鳥。どんどん楽しくなってきますよ。

問題集は分野別に分かれていますので苦手分野ほど念入りに対策しましょう。

苦手分野は参考書を印刷して貼ってまとめるのがお勧め。自分で描くと後々見づらく、信憑性において不安になることも。私が実際に使った参考書は、このあと紹介します。

また、学会から定期郵送される資料には最新情報や流行などが載っていることもあります。最新情報を直前に学ぶ必要は無いですが、流行は抑えておきたいところ。


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⑤ 何を使って勉強するか

試験勉強では、参考書を何冊もそろえるより「調べるための参考書」と「問題を解くための問題集」を決めておく方が進めやすいです。

私が勉強の中心にしていたのは「心臓超音波テキスト」と「超音波検査士・超音波指導検査士認定試験問題集」。特に問題集は第3版~第5版をそれぞれ3周しました。

ほかにも、画像問題の勉強に使いやすかった本や、循環器の病態を理解するために使った本があります。

実際に使った5冊について、試験対策としての優先度やおすすめする人をこちらの記事にまとめました。

全部買う必要はありません。「結局どれを買えばいい?」と迷っている方は、自分に必要な本を選ぶ参考にしてみてください。


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⑥ 最後に…

他の試験と異なり、認定超音波検査士は書類審査と筆記試験がある長期の試験となります。
書類提出のタイミングで勉強し、いったん緩んでから筆記試験対策を行って慌てる後輩をたくさん見てきました。

年に一度しか受けられない試験です。毎日少しずつで良いので勉強を進め、一回の受験で合格できるように走り切りましょう。

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