はじめに
超音波検査士(循環器)で先天性疾患が頻出なのはなぜでしょうか?
認定超音波検査士(循環器領域)の試験は、ほとんどが画像問題です。
- 心エコー画像が提示され
- その画像をもとに
- 選択式で正しいものを選ばせる
この形式を前提にすると、先天性心疾患が頻出である理由は、かなりはっきりしてきます。
先天性心疾患は、
1枚の画像で「理解度の差」が最も出やすい分野だから
この記事では、画像問題として見たときに、なぜ先天性が多いのか、そしてどう対策すれば点につながるのか を整理します。
なぜ画像問題で「先天性心疾患」が出されやすいのか
理由① 画像1枚で病態理解が丸見えになる
先天性心疾患の画像では、
- 心腔サイズ
- 中隔の連続性
- カラードプラの血流方向
- 右心系・左心系の負荷
といった情報が 一度に提示 されます。
つまり、
- 画像を見て
- 「何が起きているか」を理解していないと
- 正解にたどり着けない
そのため、暗記型の受験者を一瞬でふるい落とせるので試験問題として非常に優秀です。
理由② 「どこを見ているか」で差がつく
先天性心疾患の画像問題では、
- 画像自体は難しくない
- でも 見るべきポイントを外すと全く分からない
という構造になっています。
例:
- 中隔を見るべきなのに弁ばかり見ている
- 心腔サイズを見逃す
- カラードプラの向きを追えていない
そのため、実務力の差=画像の見方の差 がそのまま点数に反映されます。
実際に出題されたと言われている先天性心疾患(体験談)
体験談でよく挙がるのは、やはり以下です。
- ASD
- VSD
理由は単純で、
- 画像で特徴が出やすい
- 病態を理解していれば即答できる
- 分かっていないと最後まで迷う
という 画像問題向きの疾患だからです。
多くの受験者が画像問題でつまずくポイント
❌「疾患名を当てる」つもりで画像を見る
試験では、
この画像は何の疾患か?
とストレートに聞かれることは少なく、
- 正しい所見はどれか
- この病態として適切なのはどれか
と ワンクッション入った聞き方が多いです。
つまり、疾患名暗記だけでは解けない可能性が高いのです。
❌ カラードプラを“なんとなく”見ている
先天性心疾患の画像問題では、
- カラードプラが最大のヒント
にもかかわらず、
- 色の派手さだけ見て
- 向き・流入部位を追えていない
人が非常に多いです。
画像問題を前提にした正しい対策法①
「この画像で、まず何を見るか」を決める
先天性心疾患の画像を見たら、必ずこの順で確認します。
- 心腔サイズ(どこが大きいか)
- 中隔の連続性
- カラードプラの流れ
- 右心系・左心系の負荷
この順番を固定するだけで、画像問題の迷いが激減します。
正しい対策法②
画像と病態を必ずセットで覚える
- この画像 → 体内では何が起きている?
- なぜこの心腔が拡大する?
- なぜこの方向に血流が出る?
これを 声に出して説明できるか が重要です。
画像を見て「説明できる人」は、選択肢で迷いません。
正しい対策法③
正常心エコー画像を基準にする
先天性心疾患の画像対策で、
最も軽視されがちなのが 正常画像 です。
- 正常では中隔はどう見えるか
- 正常ではカラードプラはどう出るか
正常を基準にしないと「異常のどこが異常か」が分からなくなります。
先天性心疾患は「画像慣れ」で一気に得点源になる
体験談でも、
「先天性は画像を見慣れたら急に楽になった」
という声は非常に多いです。
- 病態を理解
- 見る順番を固定
- 正常と比較
この3点がそろうと、先天性心疾患は 怖い分野から得点源 に変わります。
次につながる記事
先天性心疾患を画像で読めるようになると、次は
- 計測値は画像のどこから拾われているか
- 画像問題でよくある引っかけパターン
が見えるようになります。
まとめ
- 認定超音波検査士試験は 画像問題が中心
- 先天性心疾患は画像1枚で理解度を測れるため頻出
- 「見る順番」を固定することが最大の対策
この視点で勉強すると、先天性心疾患は 避ける分野ではなく、攻略すべき分野になります。
以上です。
しっかり対策して、先天性疾患では確実に点を取れるようにしていきましょう。
試験全体の傾向や対策は本サイトのこちらの記事を参考にしてください。
また、仕事や家事子育てで勉強時間が取れない方に向けて勉強時間確保の方法なども別サイト「医療職ママのための仕事と暮らし」でまとめていますので、良かったらご覧ください。




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