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心エコー初心者におすすめの参考書6選|学ぶ順番・選び方も紹介

心エコー初心者向けの参考書5選。超音波検査士のオススメする読むべき順番は? 心エコー
心エコー初心者向けの参考書5選。超音波検査士のオススメする読むべき順番は?

こんにちは、超音波検査士の循環器領域を持つ おはるです。
この記事では、心エコー初心者に向けたオススメ参考書をまとめました。

・色々なおすすめ参考書を買ったけど活かしきれていない
・最初はどれから読めば良いか分からない
・そもそもどんな順番で勉強するのか分からない

こんな悩みを抱える人は多いです。
心エコーを始めて2年で認定試験に合格した筆者が、実際にどんな順番で心エコーを極めたのか。使用した参考書の情報と一緒にまとめました。
どんなに凄い先輩たちも最初は誰でも初心者です、安心してください。

実技と知識をバランス良く極めていこう

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心エコー初心者におすすめの参考書6冊

心エコーの参考書はたくさんありますが、最初から全部そろえる必要はありません。

私が実際に勉強し、現在も後輩にすすめている6冊を「初心者が使いやすい順番」でまとめると、次のようになります。

心エコーを始めたばかりといっても、「まだプローブをほとんど触ったことがない人」と「検査には入り始めたけれど、断面や計測に自信がない人」では、使いやすい本が少し違います。

これから初めて心エコーを学ぶなら、『動画でわかる実践的心エコー入門』。実際に検査を始めていて、断面の出し方や計測を身につけたいなら『エキスパートが教える 心・血管エコー計測のノウハウ』を私はおすすめします。

『動画でわかる実践的心エコー入門』は私も新人の頃に使っていた本で、基本断面の出し方から計測、疾患まで一通り学べます。あらためて読み返してみても、実際にエコー機器を触る機会がまだ少ない時期の予習に使いやすい本でした。

→ 『動画でわかる実践的心エコー入門』を実際に使ったレビューはこちら

その後の勉強で使いやすい6冊を、私が実際に使った経験と、現在後輩にすすめている順番でまとめると次のようになります。

参考書おすすめな人使う時期
動画でわかる実践的心エコー入門これから心エコーを始める初心者最初の1冊
エキスパートが教える 心・血管エコー計測のノウハウ断面・計測をしっかり身につけたい人検査を始めた頃
心臓超音波検査テキスト基礎からしっかり学びたい人基礎~試験対策
病態別・類似疾患別 心エコー検査のルーティン疾患ごとの見るポイントを知りたい人独り立ち前後
心エコー(文光堂)特定テーマを深掘りしたい人中級者~
典型画像を見て学ぶ 心エコー図鑑症例画像をたくさん見たい人基礎を覚えた後

「心エコーをこれから勉強するので、まず1冊だけ欲しい」という初心者なら、私は『動画でわかる実践的心エコー入門』をおすすめします。

心エコーを始めたばかりの時期は、疾患の細かい知識よりも「正しい断面を出して、正しく計測する」ことに苦労するからです。私自身も、まずここを固めることがその後の勉強につながりました。

断面・計測を身につけるなら「エキスパートが教える 心・血管エコー計測のノウハウ」

こちらタイトルの通り、測定法について特化した本です。
超音波検査を始める時って、まずは手技からですよね。傍胸骨、長軸、短軸…と出して、各施設のマニュアル通りに測定法を習うと思います。

疾患についての知識も大事ですが、まずは異常を異常と捉えられることが重要です。そのためには、測定法の原理を理解して精度を上げる必要があります。

先輩に確認してもらうと値が違う!

自分の計測値が信用出来ないよ~!

こんな人は、ドプラや計算式の原理は分かっていますか?波形の選択基準は?まず基本は抑えられていますか?
この参考書を読めば、各測定法の弱点が分かります。そのため、有所見でどの測定法を選択すべきか考えるのにかなり役立ちます。さらに基準値も載っており、独り立ちした後もちょっと確認するのにちょうど良いです。

正しく測定しようと努めれば、断面を描出する精度も上がってきます。反対に、基本をおろそかにすると後々矛盾が生じてくるものです。

最初は先輩が確認に入ってくれるので安心してください。まずは正確性の高い測定をしましょう。
それから、「この数値が異常値でした確認おねがいします」と出来たらスムーズですね。

こんな人におすすめ

・心エコーに配属されたばかりの人
・計測値に自信がない人
・先輩と計測値がずれてしまう人

実際に心エコー検査を始めていて、断面や計測に自信がない人には特におすすめの1冊です。

心エコーの基本をしっかり学ぶなら「心臓超音波検査テキスト」

ある程度手技が身についたら、次第に病態に目が向けられるようになると思います。
このテキストは一番基本の物ですが、初心者が一から読むには文字が多いです。まずは見出しを読んで、これから自分が勉強する範囲を把握しましょう。

そして声を大にして言います、頭から読み始めるのは止めてください!
途中で時間や体力が尽きて、復活後また頭から読むのを繰り返す人のなんと多いこと…。

初心者は、表や図でまとまった参考書から始めた方が頭に入りやすいです。ほかの図や表が多い参考書を使って学習し、テキストは付加情報を得る使い方をしましょう。

こんな人におすすめ

・認定超音波検査士の資格勉強をしたい人
・既に中級程度の実力があり、仕事中にサラッと情報確認だけしたい人
・指導者がおらず独学でどうしても基礎からやりたい時間のある人

ただし、日本超音波医学会監修のこちらが一番基本の教科書と言う事は忘れずに。特に、超音波検査士の試験対策はこちらの記載を優先的に参考にしましょう。

疾患ごとの検査ポイントを知るなら「病態別・類似疾患別心エコー検査のルーティン」

心エコーについて、疾患別に綺麗にまとまった一冊です。各疾患ごとに、特徴と付加すべき検査項目がまとまっています。簡潔ながら情報量が多く、中級・上級者も希な症例の復習にかなり役立ちます。筆者は認定試験後も重宝していますよ。

ノートを個人でまとめるより、こちらに書き込む方が早いかもしれません。それほど日常検査で欲しい情報は網羅されています。

特に、久々の疾患について何を見るべきかサクッと確認するのにかなり重宝します。お守りに職場においておくと安心ですよ。

こんな人におすすめ

・測定ができるようになり、症例に目を向け始めた初心者
・稀な症例の着目ポイントをおさらいしたい中級者
・ノートをまとめる余裕のない初心者

心エコー 文光堂【月刊+特別号】

こちらは毎月異なるテーマについて深掘りする月刊雑誌です。毎月テーマに合わせて10前後の話題が掲載されています。しかもどれも実例や統計を元に話が進むので経験が少ないうちは参考になるでしょう。


ある程度数をこなすとちょっとした疑問が生まれたりします。でも熟練の技師に話を聞く機会はそう無いですよね。本誌はベテラン技師が執筆しているので、かゆいところに手が届き頼りになります。

また、表や図もカラーで分かりやすく、コピーしてノートに貼るのにも適しています。加えてかなり薄いので、複数購入してもかさばらず読みやすいです。一冊3080円とお手頃なのも魅力的。特にガイドライン更新された後は特集があるので要チェックです。

年間購読や1冊購入、電子書籍もありますのでこちら公式ホームページリンクから気になるテーマを探してみてくださいね。

こんな人におすすめ

・特定の分野を極めたい初心者~中級者
・心エコーの最新情報を追う時間が無い上級者

とにかく画像を見る経験をしたい人は「典型画像を見て学ぶ 心エコー図鑑」

参考書で測定法や疾患について知識を得ても、それは文字や図で学んだ知識です。もちろん検査中に所見に気づけなかったら拾えないですよね。

こちらの参考書は、見開きで7個以上の画像が載っている画像づくしの一冊です。加えて、よくみる正常構造物の画像も多いので、文字情報に振り回されずに済みます。

また、Bモードだけでなくドプラ画像も充実しているので、計測にも役立つはずです。希症例など文字で知っていても実画像を見たことがない症例は漠然と不安ですよね。
先輩のレポートを使って勉強するも多いですが、この本を使えば症例探しも短縮できます。例えば、希症例にあたる機会の少ない小~中規模病院勤務の超音波技師さんにオススメです。

不安な症例に当たったら、こちらの典型画像と照らし合わせると安心ですよ。

こんな人におすすめ

・稀な症例を勉強中の初心者
・症例数の少ない小~中規模病院所属の人


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迷ったら、今の自分に必要な1冊から

心エコーの参考書はたくさんありますが、最初から何冊も買う必要はありません。

これから心エコーを勉強するなら、まずは『動画でわかる実践的心エコー入門』で、基本断面や計測、よく見る疾患を一通り学ぶ。

実際に検査を始めて「計測値が先輩と合わない」「測定方法をもう少しきちんと理解したい」と感じるようになったら、『エキスパートが教える 心・血管エコー計測のノウハウ』が役立ちます。

さらに、疾患ごとの検査方法を知りたくなったら『病態別・類似疾患別 心エコー検査のルーティン』、症例画像をもっと見たいなら『心エコー図鑑』というように、その時に困っていることに合わせて追加していけば十分です。

私自身、参考書を最初から最後まで完璧に読むよりも、実際の検査で疑問に思ったことを本で確認する方が知識が定着しました。

最初から全部そろえようとせず、今の自分が困っていることに合う1冊から選んでみてください。

超音波検査士(循環器)を目指している方はこちら



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