超音波検査士試験を控えた直前期の皆さん。
直前になると、急に今までの勉強に不安を感じて検索をかけてしまいますよね。
この記事では、そんな超音波検査士の試験直前期の皆さんに向けて、試験中に使えるちょっとした考え方をまとめました。
毎日仕事に勉強に頑張ってきたと思います。そんな中、あと1点だったのに…なんて悔しい思いをさけるためにも参考にしてください。
2択から選べないときとは
超音波検査士の試験問題を解いていると、意外と悩むのが「2択まで絞れたのに、最後の1つが決められない」という場面です。
・画像はある程度読めた
・疾患候補も絞れた
・選択肢も2つまでは切れた
それなのに、最後の1つが決められない。この状態は知識不足というより、あと少し知識の整理が足りなかったことが多いです。
試験直前に知識を詰め込み、整理しきれないまま受験する人もいると思います。
私自身、試験問題で迷ったときは、いったん考えるところを一つ前に戻すようにしています。
AとBのどちらが正しいかだけを考えるのではなく、まずは、なぜ自分はこの2つで迷っているのかを整理するところから始めます。
2択から選べないとき、まず確認したいこと
まず、2択まで絞れたときはどちらの選択肢にも、それなりにありそうと思える理由があります。
ここで意外とやっかいなのが、自分の思考の偏りです。
例えば、この疾患は勉強したことがある、この画像は教科書で見たものに似ている、こっちのほうが知っているから答えやすい。
そんな理由から、いつの間にか自分が選びたいほうに理由を集めてしまうことがあります。
特に試験直前は、勉強した内容が出てくるとうれしいですよね。
そういえば、この疾患にはこんな例外があったはず…と、普段ならあまり考えないような知識まで引っ張り出してきて、余計に迷ってしまうこともあります。
でも、2択で迷ったときほど、あれこれ考えすぎないほうがいい。
まずは、AとBのどちらなら、問題文や画像と矛盾しないのか。そこまで戻って考えてみます。
ここからは、私が2択で迷ったときに確認するポイントを紹介します。
①この2つは何が違う?と考える
まず考えたいのは、残った2つの選択肢の違いです。
選択肢Aと選択肢Bの特徴をすべて並べる必要はありません。
それよりも、この2つを分けるポイントは何だろう、と考えてみる。
Aが正解だった場合とBが正解だった場合、それぞれどこに矛盾が出るのかを比べてみます。ここで見るのは、問題文だけでも画像だけでもありません。問題文・選択肢・画像の3つをまとめてチェックします。
Aを選べば画像とは合うけれど、問題文と矛盾する。一方でBなら、画像にも問題文にも大きな矛盾がない。
そうであれば、Bのほうが無理なく説明できる答えになります。
ここで見るのは、矛盾の数だけではありません。
一つの大きな矛盾があるのか、それとも小さな違和感がいくつかあるのか。どちらを選んだほうが、この問題全体を無理なく説明できるのかを考えます。
②この画像から、そこまで言える?
2択で迷ったら、もう一度画像に戻ります。
その選択肢を成立させるだけの情報が、この画像に本当にあるでしょうか。
例えば、
・この画像だけで重症度まで判断できる?
・原因疾患まで限定できる?
・急性なのか慢性なのかまで分かる?
・その判断に、ほかの画像や計測値は必要ない?
といったところです。
超音波検査では、一つの画像だけですべてが分かるわけではありません。画像から読み取れることと、追加の情報がなければ判断できないことがあります。
だから、選択肢を見たときに「これは正しそう」と思っても、ちょっと待ってみる。
その判断をするための材料が、本当に問題の中にあるのか。
ここを確認するだけでも、選択肢の見え方が変わることがあります。
③心周期をもう一度確認する
循環器の問題なら、もう一つ確認しておきたいのが心周期です。
簡単に言うと、この現象は本当にこのタイミングで起こるのか。
例えば、こんなところを確認します。
- 収縮期と拡張期が合っているか
- 弁が開いているときなのか、閉じているときなのか
- 提示されている画像のモードと説明が一致しているか
文章だけを読むと正しそうに見えても、心周期を考えると成立しないことがあります。弁の開放期と閉鎖期が逆になっていたり、収縮期と拡張期を取り違えていたりするケースです。
見慣れた言葉ほど、なんとなく読んでしまいがちです。2択で迷ったら、この現象はいつ起こっているのか、一度時間軸に戻って考えてみましょう。
問題文にヒントはないか?
それでも決められなければ、最後にもう一度問題文へ戻ります。
2択まで絞れると、選択肢ばかりを見比べてしまいがちです。
Aもありそうだし、Bもありそう。こうなったら、選択肢を何度見比べても、なかなか答えは出ません。
そんなときは、問題文の中に残っている情報を拾います。例えば、こんなところ。
- 遺伝性疾患の背景が書かれていないか
- 心電図所見について触れられていないか
- 年齢や臨床背景に違和感はないか
- 問題文の中に、わざわざ書かれている情報はないか
普段の検査でも、画像だけでなく患者背景を含めて判断しますよね。試験問題でも同じで、画像だけですべてを判断しようとしないことが大切です。
また、特に試験中は、そういえばこの疾患にはこんな例外もあったはず…と考え始めると、どんどん迷ってしまいます。
そんなときは、一度問題文に戻って、今ある情報だけでシンプルに考えるのがコツです。
まとめ
超音波検査士の試験で2択まで絞れたのに迷ったときは、知識をさらに掘り下げるより、一度考え方を戻してみる。
まずは、自分の思考が偏っていないかを確認する。
そのうえで、
- この2つは何が違う?
- この画像から、そこまで言える?
- 心周期は合っている?
- 問題文にヒントはない?
と順番に見直していきます。
2択まで絞れたのに決められないときは、知識が足りないとは限りません。
考える場所を少し変えるだけで、答えが見えてくることもあります。
どちらを選んだほうが、問題文・画像・選択肢を無理なく説明できるのか。試験中に迷ったときの最後の一押しとして、思い出してもらえたらうれしいです。






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