
超音波検査の勉強って本当に難しい!
誰か効率的な勉強法を教えてよ~!
・周りの同僚と差を付けるために、取り敢えず資格を取りたい!
・先輩達はみんな資格を持っている。後輩も入ってきたのに自分は何も持ってない、どうしよう。
超音波検査の勉強法についての悩みを持つ技師って、本当に多いですよね。
この記事では、そんな悩みをもつ方々へ向けて、伸びる技師と伸び悩む技師の共通点についてまとめました。
資格を取れば伸びる、は間違い
筆者自身、取得後に自分の力になった資格とそうで無かった資格とがあります。これは資格の種類が原因ではなく、資格試験との向き合い方や勉強法のせいでした。
せっかく資格を取ったのに、全く活かせなかったら勿体無いですよね?
どうせ取るなら、知識と経験が自分の血肉となる取り方をしたいですよね?
知識と経験を最大効率で得られる方法についてまとめましたので、一緒に見ていきましょう。
生理検査科でよく見る、伸び悩む技師の共通点
資格取得がゴールになっている
初めから厳しいことを言いますが、ただ合格さえすれば成長につながると思ってはいませんか?
資格取得はゴールでなく成長の手段の1つです。
勉強法によっては資格を取ること自体が実力アップに繋がりますが、逆を言えば方法によっては意味のない作業にもなり得ます。
資格のために勉強するのではなく、日頃の実力の証明の為に受験するマインドに変えて日常業務を行うことが大切です。
勉強内容を現場に落とし込めていない
試験勉強は教科書の中のこと、仕事は仕事。そんな意識で勉強しても、試験に合格出来ても実力は伸びません。
テキストの知識が点のままで繋がらないため、時間が経つと検査中に思い出すことも難しくなってしまいます。
結局後でまた復習しないと忘れてしまうため、同じことを何度も繰り返して結局同じレベルに停滞してしまうのです。
自分の検査を振り返る習慣がない
検査が終わったら気持ちを切り替えてリセットし過ぎてはいませんか?
患者の他検査のデータや履歴、診断まで確認するのとしないのとでは経験値の獲方が段違いです。
学生の宿題と同じで、検査だけして結果を見ないなんて採点をしないのと一緒。正解を知らなければ、伸びるものも伸びませんよね。
生理検査科で伸びる技師は何が違うのか
資格を確認作業として使っている
試験合格のために勉強するのではなく、すでに現場で使っている知識を整理するための試験と認識して取り組みましょう。
資格勉強は既にある知識をまとめ、すぐに使える状態にするために行うと実力アップに繋がります。
検査中に「なぜか?」を常に考えている
ただ超音波画像を描出するのではなく、所見の意味を考えながら検査しましょう。
同時に所見の背景を考え、所見の流れについても考えられると勉強の効率も上がります。
いざレポートを書くときに考えるのではなく、検査中から所見について考えておけば、2度考えることになり知識の定着も進みます。また余談ですが、レポートがたまってしまった場合に何も思い出せない…なんてこともなくなりますよ。
所見を言葉で説明しようとしている
施設によってはレポートが所見の箇条書きになっています。
しかし所属施設のやり方を変えるのは難しいですよね。自分の中でだけでも、レポートは文章化できることが望ましいです。
異常所見があれば担当医に報告しますね。その要領で、レポートのメイン初見について頭の中で文章に置き換えてみましょう。注意したいのは、所見とその考察は別物であるということ。この分別までしっかり出来れば、担当医とのやり取りでも、求められるレベルに合わせて臨機応変に行えることでしょう。
資格試験に挑戦する前に、身につけておきたい3つの姿勢
正解を探すより根拠を考える
教科書には疾患別に所見が箇条書きされています。しかし現実的では症例ごとに異なるグレーゾーンな部分も多いものです。怪しい症例に出会ったとき、なぜその所見・症例を異常だと思ったのか、聞かれたら答えられるようになりましょう。
教科書に載っている所見が当てはまることが正解なのではありません。
教科書と目の前の症例を結び付けて考え、経験と感覚を深めていきましょう。
インプットよりアウトプットを意識する
症例の復習を習慣づけましょうと言うと、まとめノートを作って満足する人がいます。
しかしキレイにまとめるのは教科書や参考書の作成者に任せてしまいましょう。
何度も考えて記憶に残す。それを思い出す補助道具として、参考書のこのページに詳しく書いてあるなと頭に入っていれば、自分で1から綺麗なノートを作ることに時間を使う必要はありません。
また、後輩にちょっと教えるくらいの気持ちで、簡単な言葉で説明できるようになることの方が、何倍も頭に入りやすいですよ。
完璧を目座ず、積み上げを意識する
検査を終える声掛け前の一瞬、レポートを出す最後の一押し。最初は不安になりますよね。
超音波検査は知識と技術を要する複雑な検査なので、すぐに自信がつかなくて当然です。
ただ一つ、最後の一押しを毎回先輩にお願いすることに慣れると、実力は尽きません。自分の責任として最後までやりきる事を繰り返すことで実力は伴ってきます。
もちろん無責任に一人で結果を出すことは厳禁なので、ある程度不安であれば誰かに聞きましょう。
この最後の一押しは、先述した「正解より根拠を考える」練習を積み重ねると自然とできるようになっていきます。めげずに頑張りましょう。
まずは何を?明日からできる小さな行動から
すぐに出来ることとして、明日の検査からは「説明できない所見」を1つメモしておきましょう。
1日一つずつで良いので、所見の流れから説明できるように知識を整理していくことをお勧めします。
知識が入って慣れてきたら、もう一度答え合わせのために参考書を開いてみましょう。
他にも、症例の復習の時間が取れない人は誰かと話しながらでもいいので電子カルテを開いてみましょう。「今日こんな症例があって~」なんて話始めれば、同僚が話に乗ってくれます。ついでに先輩の頭の知識が聞ければ最高の復習時間になることでしょう。
まとめ 資格は成長の証明ではなく、成長の加速装置
資格を取ること自体が悪いとは全く思いません。
筆者自身も楽しいからと言うだけの理由で気軽に受験することもあります。
資格試験は逃げません。慌てず準備して、スキルアップも試験勉強も最大効率で行い「できる超音波検査士」を目指していきましょう。





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